「都市の森林」フォーラム

「都市の森林」フォーラム(宮崎県・川崎市連携協定締結記念イベント)に参加して

平成27年2月7日の土曜日、川崎市高津区にあるホテルKSPにおいて、「都市の森林」フォーラムが開催されましたので出席して参りました。会場は予定者を大幅に上回る盛況ぶりで立ち見の方も大勢いらっしゃいました。神奈川県内の設計士、建築業者の方が多数参加されていました。神奈川県内の木材関係者は、神奈川県木連からは高橋会長、原事務長、乙訓理事、高梨理事と私の5人が参加して参りました。主催者側からは河野宮崎県知事、続いて福田川崎市長が挨拶をされ、来賓として、小泉農林水産副大臣、金子神奈川県環境農政局長が挨拶をされました。特別講演には有馬東京大学名誉教授が「なぜ、今木の建築なのか」というテーマの元、予定時間をオーバーする熱の入った内容でした。続いて牧元林野庁林政部長、内田国土交通省住宅局木造住宅振興室長、飯村宮崎県木材利用技術センター所長、松元川崎市まちづくり局総務部企画課長がそれぞれ講演をされました。いずれにしましてもそうそうたるメンバーが一堂に会しました。

なぜ宮崎県と川崎市が結びついたのか?それは有馬名誉教授が宮崎県木材利用技術センターの元所長をされており、またお住まいが川崎市幸区にあることから、有馬名誉教授が仲立ちとなり、両者を結びつけたようです。その中には、川崎市が公共建築物並びに民間建築物に木材の利用を促進させようという積極的な施策と、宮崎県という日本一の杉の生産地が積極的に販路を拡大しようという施策があったからだと思います。フォーラムは川崎市で開催されましたが、宮崎県からは河野知事をはじめとして、県庁の大勢のスタッフと宮崎県木連会長をはじめとして多くの宮崎県内の製材業者の方が参加しておりました。宮崎県の情熱をひしひしと感じた次第です。

このフォーラムに参加させていただいて感じた事は、川崎市が積極的に木材の利用促進を図っていただけるということが、材木屋として大変ありがたく思うと同時に、流通業者としていかにこの中に入っていけるのかということでした。神奈川県産材の取り扱いを巡って、産地認証がどうのこうのと言っている間に、どんどん他県から木材が入ってくる。今までも神奈川県は消費県ですから、沢山の製品が他県から入ってきておりますが、こういった動きはこれからも増えていく可能性があると思います。もしかしたら流通は排除されてしまうかもしれない。神奈川県の木材業者も積極的な行動を起こさないと取り残されてしまうという危機感も感じました。今後は、私達も生き残りをかけて積極的な取り組みをしていかなければいけないと感じた一日でした。

2015年2月28日